こしあん日記 ~写真と猫とサッカーと~

子供たちの記録用にはじめたが、思春期になり写真を撮らせてもらえなくなる。写真と愛猫とサッカーが中心のブログです。

花火はないけど浴衣DAY。第28節カマタマーレ讃岐VS松本山雅戦(なんちゃってサッカー戦術編)

以前にも書いたが、私は試合を見に行きカマタマーレ讃岐が負けたとしても、さほどフラストレーションは溜まらない。(今の所は・・・。)それは、見ていて勝っても負けても楽しいからだと思う。

そのために、サッカーを知るということの努力をするようにしている。

それは例えばルールであったり、ポジションのことであったり。

そして、試合後の北野監督のコメントは必ず読むようにしている。

 

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戦術を理解しよう

と、偉そうに書いたものの、そんなに詳しいわけではない。

ただ、ワールドカップのおかげで、サッカー戦術は少しは勉強し、少しは理解できるようになりつつある。

 

根本的なこととしてサッカーはゴールに向かいボールを運び、シュート(シュートじゃなくてもいいけど)をして点を取るということが基本だが、ではゴールにひたすら向かえば勝てるか?というとそんな単純なスポーツではない。

よくスタジアムで「前にだせよ!」と叫んでいる方がいるが、そうなんです。前に出すのは基本だけど、前に出す準備がいるのでピッチ上の選手は前に出さない。あるいは相手チームが前に出させないようにしている。

ここで、無理に前に出すと相手にボールをインターセプトされる可能性が高くなる。

 

そこで、いかにして相手から点を奪うか、相手に点を与えないように守備するかということを考えることが戦術になる。

細かい戦術の話をしだすとボロがでる長くなるので割愛する。

 

松本山雅戦のしびれる采配

選手のバス待ちをしているとき、知り合いのサポさんから「今日大剛がDFになってる」という衝撃の情報が。まあ、とは言え大剛ならサイドバックは問題ないだろうとは思ったものの、カマタマーレ讃岐サイドバック(特に右は)は絶賛熾烈なポジション争い中なのにという疑問は残った。

 

実際に試合が開始されると、永田がかなり深い位置にいる。中盤の底はヒデが担うはずなのに、それよりさらに下。と、これってディフェンスライン。

カマタマーレ讃岐久々の3バック。

布陣としては松本山雅と同じ3-4-3(3-4-2-1)のミラーゲーム。

松本山雅の攻撃の主軸は、個人力の強いトップとシャドーストライカーセカンドトップ2名。

今節は永井をトップにし、前田、中美が2シャドー。

 

ハーフスペース

近代サッカーにはハーフスペースという考え方が、近年急速に拡がっているらしい。

一昔前までは4レーン理論という考えが一般的で、ピッチに縦の4本の線を引き、ゾーンを考える理論。

しかし、最近では5レーン理論が広まり、この時のアウトゾーンの1つ中央よりのゾーンをハーフスペースと呼ぶ。

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そして、4バックにおいてはこのハーフスペースが最大の欠点になる。

ハーフスペースはちょうどセンターバックサイドバックの中間に位置するため、ゾーンディフェンス時どちらが対応するかという複雑な守備が要求され、どちらが対応したとしても、対応したDF側にスペースができるという弱点が生まれる。

 

今季、カマタマーレ讃岐に多いDF布陣

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(アレックスは文字が入りからなかったのでアレでご了承ください)

 

フラットな4-4-2の布陣で臨む戦いが多かったカマタマーレ讃岐

ハーフスペースは見ての通りサイドバックセンターバックの間に位置するスペースで、且つシュートを狙うにも絶好の位置というのがよく分かる。

もちろん、DFの裏へのスルーパスを出すこともできる。

 

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松本山雅の攻撃陣はこのスペースを有効活用し、カマタマーレ讃岐守備を崩すことが予想された。

 

なぜ3バックなのか

3バックは守備時はWB(今回は大剛、アレックス)が守備参加し、5バックの陣形になる。

5バックの場合はハーフスペースに左右のセンターバックがゾーン管理するため、守備陣形が整えやすくなる。

しかし、北野監督はそれ以上に松本山雅の攻撃を封じ込めるための戦術を考えていた。

3バックの一人が松本山雅の最前線の永井選手をマンマークすることで攻撃を封じ込めるという作戦。

パクが永井選手をマンマークし、インサイドを永田、中島、あとボランチの田中でカバーする。ミラーゲームでガチンコで戦うのではなく、相手の戦力を剥がしながら戦う作戦。

実際、開始3分のセットプレーでの失点以外で松本山雅に決定機を与えていない。

 

3バックの弱点と北野采配

3バックの唯一の弱点はWBに高い質を要求すること。

ハーフスペースからタッチラインまでのゾーンの攻撃、守備の両方を1人でこなす必要があり、その働き如何で試合の流れが変わるので、豊富なスタミナとプレーレベルの高い選手が要求される。

しかし、松本山雅戦でのWBは大剛とアレックスになるが、そこまで要求されたかというとそうではない。

この試合は松本山雅の前線3名を封じ込めるための3バック+ボランチなので、WBの大剛、アレックスはどちらかというと相手WBの裏へのボールの供給役をになっていたと思われる。

これをすることで、相手も3バックの弱点は理解しているのでなかなか大胆に上がっていくことができない。ここでも相手の攻撃を剥がす作戦が効いている。

サッカーのみかた

こうして色々と書いてきたが、実際スタジアムでここまで分かって見ていたかというと、ほとんど分かっていないというのが本当のところ。

フォーメーションは、見ていて分かる部分はあるが、讃岐のCBが相手FWのマンマークをしていたのは監督コメントや翌日オカムーに教えてもらったりした情報。

でも、少しでも戦術的なことがわかり、後ででも振り返ってみる楽しみもできる。

 

私の主観では、サッカーにおける戦術とその理解度の重要性は勝敗を決する5割以上のファクターを担っていると思う。

レノファ山口は昨シーズンはあわやJ3降格だったが、今季は上位にいる。

ザッケローニ、アギーレ、ホジッチのそばで技術委員として経験を積んだ霜田監督の采配、選手への接しかたが功を奏している結果と思われる。同じチーム(もちろん選手の補強等はあったが)でもここまで変われるという面白さを感じる。

そうしてみると、北野監督のサッカーも本当に面白い。春先から北野監督が育てた結果、若手とベテランの融合がまさに成就しようとしていると感じられる。

もっともっとカマタマーレ讃岐は楽しめる。