先日携帯キャリアを変更したため、android端末が我が家にもやってきた。
昨今はどの機種もSIMロックフリーなので、SIMカードの差し替えで端末も変更できる。
私はiPhone7Plusとandroid on X3の2台を気分によって使い分けようと思う。
iPhoneとandroidの大きな違いの一つとして、MicroSDカードの挿入有無がある。
私のamdroid端末は、端末の容量が32GBなのでSDカードがあるにこしたことはない。
また、androidは(多分)端末容量にOS容量も含まれるため、実質使えるのは20GBほど。
というわけでSDカードを購入しようと思うわけだが、価格がピンキリ。
なので、SDカードの選び方を整理する。
1.読み込み速度
SDカードには読み込み速度と書き込み速度の2つがある。
読み込み速度は、SDカード内のデータを他の媒体や端末に表示、書き込みする速度。
つまり、カメラで撮影したデータをパソコンにバックアップするときの速度。
多くのメーカーはこの読み込み速度は表記しているが、書き込み速度の表記をしているメーカーは少ない。
私のようにカメラ撮影を趣味にしているものにとっては、実は読み込み速度より書き込み速度の方が重要になる。
カメラは撮影したデータを一度カメラ内で保存し、その後SDカードに書き込み処理を行う。特に連写などを行うと、この処理が頻発するが、常にSDカードに書き込みをさせていると連写できなくなるため、カメラ内のバッファーに蓄積し、データがフロー状態になるとSDカードに書き込むという処理を行う。
よりデータ量の大きいRAWデータなどのほうがバッファー容量限界への到達が早いため、SDカードへの書き込み量、回数も多くなる。
この時SDカードの書き込み速度が速いと、待ち時間も軽減されるというわけだ。
2.規格
SDカードには大きく3つの規格がある。
カードの容量によって規格が変わるが、SDカードを挿入する機器によって対応規格がことなるため、事前に確認が必要になる。
SD規格:~2GBまでのSDカードの規格
SDHC規格:~32GBまでのSDカードの規格
SDXC規格:~2TBまでのSDカードの規格
3.スピードクラス
一番重要であり、複雑な表記。
左上の丸に10という表記、これはスピードクラスを表す表記になる。
数字は2、4、6、10の4種類あり、数字が大きいほどスピードは速くなる。
ただ、このスピード指標はUHS非対応機器にSDカードを入れた場合のスピードになる。
左下のIIという表記、これはUHSの規格を表している。ややこしくなるので右下のUに3が入った表記と合わせて説明する。
UHS(ウルトラハイスピード)という規格。
左下のIIはUHS-2に対応した機器で利用できるマーク。SDカードは差し込み部分に金色の端子が見えているが、通常(UHS-1やUHS非対象のSD)では8端子あるが、UHS-2規格では14端子に増えている。
UHS-2のSDカードをUHS-1対応機器に入れることはできるが、あくまでUHS-1の性能までしか使えないことになる。
もし、使う機器がUHS-2に対応しているのであれば、このマークの付いたSDカードを購入すると、かなりの読み書き速度が望まれる。
右下のUに3のマークはUHSスピードクラスを表している。
UHSスピードクラスは1と3の2種類で、1の場合はスピードクラス10と同等で、最低転送速度が10MB/秒以上となる。
UHSスピードクラス3は最低転送速度が30MB/秒以上となる。
4.容量
これが分からない人はいないと思うが、1の規格と密接な関係なためただ闇雲に容量が大きいものを選んでも仕方がない。
また、いくら容量が大きくても使用用途によっては転送速度が遅いと使い物にならない場合もあるのでそのあたりも注意したい。
5.まとめ
SDカードは利用する機器の対応規格を確認したうえで、欲しい容量、転送速度、費用を考え購入する。
私の場合は、デジタル一眼のSDカードの購入検討とandroid端末用のMicroSDの2パターンあるが、実はどちらも規格は同じでUHS-1までになる。
デジタル一眼レフ用:UHSスピードクラス3、容量32GB~64GB
android用:スピードクラス10以上、容量32GB~64GBでできるだけ安価
カメラはあまり容量が大きいと撮り貯めしてしまい、現像時にうんざりするので64GB程度が望ましい。今の32GBでも十分問題ない。
カメラ用お勧めSDカード(UHS-1)
スマホ用お勧めSDカード